夜までGran☽
こんにちは!FuturGran職員の大枝です。
本日はFuturGran夏のイベント第2弾、『夜までGran』の取り組みについて書かせていただきます!
まずはなぜ新しく『夜までGran』の活動をしたか。
「Granの子どもたちはいつも夜ごはんはどうしてるんだろう?」と職員のミーティングでの会話の中から、送迎のときにお母さんたちに調査しました!
「外食に行くけどお友達と夜ごはんは食べたことないかも」「いつも帰ってきたらすぐお風呂に入ってごはんを食べて寝ます」「〇〇のお店がいつもお気に入りで〇〇に行くことが多くあります」
いろんな話を聞いて僕は思いました。
「お友達同士で夜ごはんを食べる体験をしよう!」
「いつもとルーティンを少し変えた、普段と違った体験をしてみよう!」
「Granで初めて夜ごはんを食べてみたい!」
そんな挑戦を掲げて、夏休みの想い出作りにしようと思いました。
夜までの活動には、いつもと違った雰囲気の中で生活するという目的があります。いつもは家で大事な家族と一緒に食べるごはんとは違って、『異なる場所』『異なる人』『異なる時間』といった様々な環境の変化の中で初めての体験をすることは、子どもたちの自立への第一歩です。
前回のブログでも書いたように、Granでは社会生活の土台作りを大事に支援しています。
また今回の『夜までGran』の活動では、最後に夜実施する項目として『花火』を取り入れました。
線香花火という比較的小さい花火ですが、自分で花火をするといったことに重点を置き、夜ごはんを食べたあとにもう一つ活動を入れることでいつもと異なる経験をしてもらいました。
【スケジュール】
11時00分 朝・昼の会
12時00分 お昼ごはん
13時00分 シャトレーゼにおやつを買いに行こう
14時00分 おやつ
15時00分 夜ごはんを作ろう(カレー、サラダ作り)
17時00分 夜ごはん
18時00分 花火をしよう
18時30分 お迎え
【目的】
・初めての経験(土台作り)
・家族と離れての活動で自立心を育てる
・共同生活での協調性を養う
日中の活動では子どもたちの様子は変化はありませんでしたが、夜ごはんのカレーライスを食べているときはいつものお昼ごはんのときより食事に集中してごはんをたくさん食べていました。お昼の雰囲気とは異なり家庭での様子が見れました。
きっとおうちでもたくさん食べているんだろうな~。
その後の花火の活動は、初めて花火を体験する子も多く、目がキラキラして新しいものを見るような様子でした。
新しいことを自分自身で経験するときの子どもたちの様子はこんな感じか!と僕自身も支援のヒントになりました。
最後に一番印象に残った出来事です。
18時過ぎると保護者のお迎えが来ます。他のお友達のお母さん・お父さんが来ると、「自分のお母さん・お父さんじゃなかった」と寂しくなり泣いちゃう子がいました。きっとこのいつもより『長い時間』『異なる雰囲気』『異なる体験』を通じて一生懸命頑張って我慢していたんだなと感じました。
新しい体験からの『土台作り』で少しずつ子どもたちが成長できるように、今後もGranの支援として大事にしていきたいと思います。
行事の狙い
・初めての経験(土台作り)
・いつもと違う経験
・家族と離れての活動で自立心を育てる
・共同生活での協調性を養う