FuturGranでのACIS(コミュニケーションと交流技能評価)の導入
こんにちは!FuturGran職員の佐藤です。
本日はFuturGranで7月から導入した『ACIS(コミュニケーションと交流技能評価)』について、当事業所の取り組みを書かせていただきます!
まずACIS(Assessment of Communication and Interaction Skills)とは、人間作業モデルという作業療法分野における考え方に基づいて作成された、コミュニケーション能力についての評価法です。
相手との交流・やりとりに関しては形に残るものではないため、「何が苦手なのか」や「どうしたら相手(第三者)に伝わりやすいのか」という点は、私たちも支援の中で判断や練習が難しいと感じています。またコミュニケーションとは『言葉』だけではないため、言語の有無ですべてを評価することはできません。
そこでコミュニケーションスキルを項目別に数値化し、何が得意で何が苦手なのかを知る手掛かりになるとされているのがこのACISです。
ACISは『身体性』『情報交換』『関係』という3つのカテゴリーに分かれており、合わせて20項目から成り立っています。
それぞれのカテゴリーでは、
『身体性』
→コミュニケーションと交流を行うために自分の身体的自己を用いる能力
『情報交換』
→音やサインを用いて必要な情報を与えたり受け取る能力
『関係』
→コミュニケーションと交流を行う相手との協調や調整をする能力
を評価しています。
それぞれのカテゴリーの中で評価項目が設定されており、それぞれを観察から1~4点で数値化し合計を出しています。
現在FuturGranでは、まず支援会議の中でACISの概要について勉強会を実施し、作業療法士が記載した評価用紙を全員で確認して、その子の得意な分野・苦手な分野について共有をしています。普段の様子とACISの内容を参考にしながら、今後の支援の仕方や目標について共通意識を持つことで、日々の支援の質の向上に努めています。
『コミュニケーション能力』とは目に見えない分野ではありますが、子どもたちの将来の社会生活には欠かせない重要なものです。将来に向けて、特に小学部~中学部の時期にしっかりと土台作りをしていくことが重要だと思っています。
「なんとなくこうしたほうが良い」で終わらせるのではなく、きちんと根拠を持って支援できるよう、職員全員で継続して取り組んでいきたいと思っています!
行事の狙い
・他者とのコミュニケーションや交流の仕方の『得意』『苦手』を知る。
・支援会議に導入して職員間で共有し、今後の支援や目標について共通意識を持つ。